あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

ニールスさん、もう一度お願いします。

youtu.be〈写真:浪岡波魚〉

是非聴いて下さい。

先日、台風直撃の日に行われた名付けて「台風ライブ」から仏より来日したギタリスト、ニールスさん参加となります。2曲のゲスト参加でしたが、こちらはインプロビゼーションとなります。即興とは言っても、かなり意図的な内容であり、4人共にインスタントコンポーズの使い手であることが垣間みれる音源です。
特に中盤よりシンセリードが出現する辺りが聴き所であり、中でもベースの特徴的かつ素早いフレーズ、モードのセレクトが素晴らしいと思います。その後に続く、繰り返されるフレーズも魅力的なラインを描き、即興をひとつの作品まで昇華している役割としてベース(中島洋隆)が重要なポジションに居たことがわかります。勿論、カラフルに変化するギターのサウンドと、テンションの極みとも言える音の組み立ては、流石に仏を代表する作曲家・メシアンの孫弟子というだけあって大変なものです。
そして作品の進行・ガイド役というのか、アレンジの意図を感じさせるところで僕とドラムの佐山さんが、残っていたパイで勝負したという面白い成立の仕方なのですね。それは、ドラムとピアノというのがドラムは勿論、ピアノも打楽器半分という特質から、自然に全体の中でリズムでメリハリを付けて行くという役割に回って行ったということになると思います。一旦、ベースとギターだけになるシーンがあり、そこに対してピアノとドラムが音楽的な合わせ方によってオンするところが出て来ますが、顕著なシーンではないかと思います。
仏からやって来た、ギタリストはマグマゴングで演奏してきた極め付きの強者です。
しかし、うちのリズム隊は全くひるむ事なく同じ土俵の上でがっぷり四つで勝負したところが微笑ましく、また僕がこの日、最も嬉しく思ったことでもあります。
それにしてもギターというのは侮れない楽器と改めて感じ入りました。
同時に、我がピアノトリオにゲストでギターを入れるのならニールス・マエストロをおいてないだろうということもハッキリしたのが収穫です。
長く続いたギターに対する蛇行は、ほぼ終焉したのではと思います。