あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

10/22シルエレライブ・リハーサル

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最終リハであります。左の写真はこんなものを載せてどーするの?という愛用ボリュームペダル。これが意外に大切な機材なのです。
昔、懸賞で当たったというので嫁と行ったジャネット・ケイのライブでキーボーディストがボリュームペダルを使っておりませんでした。なので、音の減衰が不自然で、尻切れとんぼ状態。素人か、コイツは?と思いましたが、そのお陰で肝心の音楽にはさっぱり耳が行かなかったという悲しい過去がございます。しかし、このKORGのペダルは重いです。これをリュックに入れると駅から遠いものですから、ライブ直前となって、ようやく引っ張り出すと。それまでは、上記ジャネット・ケイ状態となります(こら!!)まあ、しかし僕はきっちり手動で力技でボリュームツマミを回します。(かなりアクロバットな動作となります。)
さて、、、今日は、脱線がひどいですね。
我がピアノトリオの精鋭リズム隊は時間調度、ルームに入ってまいりました。この面子で活動スタートしたのが今年2月からです。随分、メンバー間が柔らかく落ち着いた感じになりました。何でもリアルに言える雰囲気がとてもイイです。3ピースというのは実は難しい面があります。どうしても一人がはじき出され、疎外感を受ける羽目になりやすい。僕などはそもそもが疎外感で出来上がっているような人間なので、バンドには本質的には向いていないのですが、このトリオは全くそう言ったことはないです。自分が黙り込んで、二人が話込んでいることも多々ありますが、違和感なしです。音楽の話であろうが、ゲームの話であろうが。おそらく、単純に人間的な相性が良いのと、目指している音楽のヴィジョンが比較的近いところに在るのでしょう。そのポイントに向って音楽を追い込んでいる印象が強く、リハの後はいつも気持ちの良い達成感があります。
次は本番当日に会うことになりますが、リハの多いバンドさんからすると驚かれるかも知れません。でも今年、この位の回数で本番を乗り切って来たのであり、やっている音楽内容からしても程良いところだと思います。用意しているのは6作品で、どれもこれもハードルが高く、大変ではありますが、演奏でやっていくバンドですからこの程度で沈んでいてはやっていけないでしょう。個人的な課題は、バンドに揺さぶりをかけて振幅を大きくすることが出来ていないので「どのように弾くか?もしくは、どれだけ音を削って可能な限り少ない音で成立させるか」ということになります。ピアノトリオですから編成はシンプルであり、音を沢山使いたくなるのですが、それは間違った考え方かも知れません。リズム隊の二人がいるだけで、音楽は案外成り立っているところも多いのです。ピアノは、その音楽として足りていないところに音をプラスしてあげる程度に考えると自然にリズムに揺れが生まれるのでは、、と考えております。またニュージャズを標榜するユニットではありますが、だからといって常にテンションや、4度構成のハーモニーは作品によっては馴染まない。これは以前キース・ジャレットが雑誌インタビューで述べていたのは「ジャズだからといって何の飾りもない通常の三和音を弾いて駄目という法はない。私だったらイメージに適しているのであれば迷いなく単純なコードを弾くだろう」こういった内容でした。当時、あまり関心を払わなかった僕ですが、その気持ちは理解出来ますし、とても共感を持ちます。先ほど僕が弾き方が決まらず悶々としていた作品は太古の昔、高校3年生頃に作ったものです(勿論テーマのみ)。ですので、成立ちは実に簡単でシンプルこの上ない。今このように作れと言われても無理なのです。敢えてこのテーマを使うのは、その虚飾を排した17歳の自分しか作れなかった旋律を弾きたいという強い思い入れがあるからです。その時に、ジャズのイディオムは少なくともテーマには全く筋違いです。シンプルに作ったときの世界で展開すべきと気が付いたのですね。実際、そういった方向で弾くのは少し恥ずかしい。しかし、試しにDAWに合わせて弾くと不思議なほど堂々した音が出現しました。何度も頷いて(人が見ていたら単なるキチ◎イです、、笑)もう、アレンジを弄らないことにしました。ライブでは恥を捨ててシンプルに、モーツァルトアルベルティバスよろしく弾くということになります。しかもキーがハ長調だし(笑)
うちのバンドはこういうリーダーがやっているわけです。あーでもない、こーでもないと、毎回、指示が代わり、せっかく彼らが用意したり練習したことを変な方向に曲げている場合もありそうです。でも、よく我慢してくれております。トラブルもなく、口喧嘩もなく、実に大らかな良きバンドだと思います。この音楽本意であることと、バンドの広報、運営とは時に歪みを齎しますが、どうもこのユニットは音楽が脳を覆っており他のことは後回しのようです。その辺のことは僕が考えて行かなければなりませんが、とりあえず無欲で音楽を追求するのが最善の策ではないかと思う今日この頃であります。そろそろ英語やった方がいいな、、これは(笑)