あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

「真冬のTV塔」梃入れを進める

この作品は本当に構成を考えさせられる。
何故だろうか。
おそらく、それはテーマの不在が関係ある。
というか、テーマは13拍子のDリデァンで演奏するスケールなのだと思う。
最初に作ったのはKTGというクラリネットフロントのバンドのために、ということで7年前くらいになるだろうか。
これでも新しい方である。
一回だけクラリネットの筒井さんが出演出来なかったライブというのがあって、その時に初演した記憶がある。
この13拍子は「Spiral」のミニマルパートの最後のパートで出現するけれど、その音列に酷似している。あちらがDドリアン、こちらがDリディアンというだけで、どうしてこんなに、そっくりなフレーズを作ったのか不思議だ。
しかし、全体としては全く違うイメージを持たせており、この類似点に気が付いたのは大きなタイムラグがあって、これがもし作曲時に気付いていれば即行でこのフレーズを捨てた可能性が大きい。
それ以来、この曲はバンドによってアレンジやテーマを変えつつ、フルート・オーボエという2管をフロントとしたIMAGOにおいて最も複雑化してしまい、テーマ過多によるテーマの喪失という皮肉な結果をもって頓挫し、そのままの状態となっている。
現在のピアノトリオによって再生させるのは、シンプルな楽器構成により、これまでの蛇行を止められるのではないか?という淡い期待を持ってのことである。
このDリディアン13拍子を入れておかないと、この曲にはならないところは頭が痛いが、やり様はあるかも知れない。
シンプルかつ音使いに凝ったものにしたい。最近の自分の流儀である、シンプルな構成、そして音使いを徹底的に考えるという2段構えで行きたいと思います。