あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

「得難い」という形容が、、

ぴったりだ。

誰のことか?

そりゃもう、ドラマーのSさんのことです。

こちらピアニストである前に作曲家なので、どういう演奏をしてほしいのか?ということが第一義的に来るわけです。

しかし、どういう演奏、、というのが分かっているようで実は朧げで理解出来ていない。

調度、英語がそこそこ喋れると思っていたところ海外旅行で惨敗したような感じだろうか?違うか(笑)

そして自分がどういったドラムの演奏を要求していたか、、は彼が演奏してくれたことで「あっっ、、それ、それが、、!!!」と気付いたわけです。

Sさんは2年前に対バンでご一緒してから、是非やってみたい演奏家でした。

しかし、自分の作品においてどのようにアプローチするのか、、ということは全く別問題であり、次元の違うことです。

実際、彼が現在演奏している内容は、ご自身がメインユニットと決めているバンドでパワー全開で向っている種とはかなり違うものです。

押したり引いたりの断層が際立っており、ロールひとつとってもその作品に則したクレッシェンドと、ダイナミクスは作曲側の意図通りというものです。

ザーッッッと来てドーン、、、何て壮大でカッコいいのだ!と感心しますね。それだけで世界を構築出来ている。クラシック、現代音楽の打楽器奏者でも即応出来そうです。

また、ゆっくりとした叙情的なところでは単純な刻みを回避して音の描くラインにキッチリ寄り添って来ます。

このアプローチは、音楽の理解と、広範なバックボーンがないと絶対に難しい。

ある意味では自分を捨てて、音楽に奉仕し尽くすという驚くほどの迷いの無さ。

タイプとしてはジャズドラマーなのでしょうけれど、勿体ない。

もっと大きなものを感じます。

調度、昔ご一緒した武石聡さんと、る*しろう菅沼道昭さんの中間に在るイメージですね。実際、間違えてない評だと思います。

そりゃもう、僕の理想に最大公約数的に近似値と(笑)

彼をがっかりさせないように、捨てられないように頑張りたいと思います♬