あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

笹塚某スタジオにて

昨日は恒例の朝練で、なかなか楽しかったのである。

出だしは、躓いた。

時間を勘違いして20分遅刻と。相変らずの駄目リーダーぶりでして、やれやれ。

しかしリ内容は充実したもので、やはり自分としてはライブまでの時間と作品の完成。資料の渡し方を精査してやって来たのが、良かったように思う。

先につなげていくためにも整理しておくかと。

 

叩き台にあげたのは3作品。

01.Neo Classic Dance

02.Spiral

03.雨の工場地帯

 

2時間30分をこの3作品でほぼ均等に割った形、上記順番で作品をさらっていった。

 

■01はアップテンポの作品だが、テンポをおとした状態で反復練習とハーモニーの注意点、変更点を伝えつつ、そして意見を取り入れながら進めて行く。

収録を聴くとこの新メンバーの組み合わせにおいては想定よりも仕上がりは早く進んでいる。気になるのはイントロパートのリズムが全体にギクシャクして揺れていること。

これは次回に精査して徹底的な洗出しを行う。中間部コードを変更したパートのベースライン、重心を下げたものにしているので、これは資料の出直しが必要となり、保留されている。ここはドラマーさんからの意見があり、リズムの割り方をピアノの変則的な割方に合わせるのか、それとも敢えて12拍子を3拍×4という一定なものとして、ピアノとの差異を感じさせることでより奇天烈なイメージを打ち出しすのか?という内容の突っ込みで、これはピアノには合わせない方向とした。こういったリズムの割り方の楽器によるアプローチの確認は先々他作品でも多くなってくることと思う。

 

■02は僕の作品中最も大きく、難曲でもあるので、3つのパートをゆっくりと分けて練習し、最後に2回通して演奏を行ってみた。

a.テーマパート

b.挿入されたミニマルミュージックパート

c.展開部+テーマパート+エンディング

ポイントはいくつかあるが、パートの境目のメリハリに注意すること。とくにパートそれぞれで特異なポリリズム変拍子を持たせていることから、メリハリを付けることが大変難しい。01以上の反復練習と、様々なテンポでさらうことが求められる。

 

■03は他2作品とはまったく異なり、譜面はなく代わりにワープロに進行表とコードが書かれたガイドを確認しながらの練習となる。譜面を頼らないので、その分、作曲者の口伝て、指示が重要となり、誤解を受けない説明がポイントとなる。これは感性や直感、それからテーマがしっかりとあるので、そこに入るところの位置把握を耳で掴むことになる。垂れ流しの即興ではなく、テーマは01や02よりむしろ明確に存在するので、それを四角四面に演奏するのではなく、振幅を大きくとり、ドラムはブラシとシンバルワークを中心にフォローし、ベースはピアノの音から位置を把握して即座に対応しなければならない。これは僕の作品の中でも間違いなくジャズ方向にシフトしたものだが、こうしたECM的な(ECMのリリース作品が全てこのようでは勿論ないが、、)浮遊感がありながらもテーマがきっちり存在するという方向は、僕のこれからの流れだと思う。そしてこの昨日初めて組んでやってみたピアノトリオがこうした世界に向いていることは大きな収穫だったと思う。

d.hatena.ne.jp

 ということでリハーサルは無事終了し、寄り道して昼間から日本酒で乾杯して気持よく帰宅の途につきました。

収録から、リード楽器のいないこのバンドではピアノがもう少しテーマに触って行った方が良いことが分かります。ただ譜面通りに弾くのではなくて、両手の音使い。ベースとの兼ね合いにより、更に創意工夫が必要でしょう。

アノトリオ、、流石にやりがい満載です。

もっと早くから挑戦するべきだった!!これが今の正直な気持ちですが、気の弱い自分、年寄りになってようやく重い腰をあげたというところでしょうか。