あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

テンポを上げるだけ、、ではなかった(((; ゚д゚)))

まず、Neo Classic Danceという作品を簡単に説明します。

これはFLAT122というベースレスギタートリオ(ドラム、ピアノ、ギター)の柱のひとつで、長きに渡って吉祥寺シルバーエレファントなど、都内ライブハウスで演奏してきたアップテンポの作品となります。

作曲は私が26歳のおそらく春から夏にかけてと思われます。何故かというと同年後半に姉妹曲Spiralを作曲しておりますので、作品の規模からもそんなところだろうと推測するわけです。

この作品はテーマAと展開部Bの実にシンプルなものであり、作風もプログレではなくむしろテクノでした。当時リズムボックスを使用しておりましたし、好きなジャンルもYMOクラフトワークでした。また国内音楽でも¥レーベルに興味を持ち、ライブも一人通ったものです。喫茶店で「ぴあ」を見てそのまま興味があるとフラフラと池袋や渋谷の箱に出向いたのですが、今の自分では持ち得ない余裕と自由でした。リアルフィッシュウニタミニマ斉藤ネコさんのセッションライブなども聴かせていただき、それは今でもベストライブの1つです。

そういった時代背景というのか音楽シーンが本作には色濃く出ていると思います。

しかしして、FLAT122を40歳を超えたところで結成し、作品不足からこの曲をリアレンジして演奏することになったところから試行錯誤が始まり、2005年1stアルバムをリリースしたところでは完成をみましたが、その後、FLAT122が活動を休止して様々なバンドを稼働させて行ったところで、その編成毎のアレンジが生み出されました。それは、刺激にもなりましたが、自分の中心線を見失うという結果にもなりました。

昨年暮れに半分無理やりに再結成したFLAT1-22(ハイフンが入っている)はメンバーはオリジナルとは異なり、より面倒な編成となりました。クラリネットとドラム、そしてピアノです。これは実に形に成り難いわけです!予想通り(笑)

本当はこれにギターが入ると理想でしょう。以前、音楽友達のギタリストH君が提案したのも全く同じ編成です。流石によくよく考えたのでしょう。ソロを弾くギターを主力とするよりはサウンドを支えるパートとして必要ではないかと思います。ただクラリネットにエファクツ処理して、出来るだけハーモニーを感じさせる方向は模索しておりますので、出来るだけ三人で押し通してみたい考えもありますが、、こればかりは先々分かりません。さて前ブログでテンポを上げるだけでOKという記事を書きましたが、これは半分は本当、半分はウソも良いところでした。

そう単純ではなかった。楽器が変ったらそのバンドは本当に根底から変るところがあります。不器用な人間はあまりバンドを変えちゃダメ!!ということになります。

影響の少ない作品もあるのですが、本作はテンポをあげるだけでは道半ばです。

テンポはまず♩=123としました。これはオリジナルアルバムと同じスピードです。たまに聴くとかなり速いテンポに感じます。数年稼働させたユニットではこのテンポには否定的なメンバーが多かったです。ユニットのメンバーが増え肥大化するとアップテンポは想像以上の重荷になります。

しかし、メンバー構成がシンプルな現FLAT1-22ではまずもってこのテンポを押さえておくということになります。

次に、自分がモチベーションを失っていた意外な理由。それは打込のドラムパートです。このアレンジがつまらない。またメリハリがなく、ドラマーさんが構成を分かってくれることを主眼としていたことが分かります。しかし、それでは新しいハーモニーやピアノのフレーズを編み出す糧にはならない。

たとえ、そのドラムフレーズが使用されなくても、自分の意識低下の起因となるような打込みはやってはいけないことでした。

自分は呆れる程不器用な人間です。こういった無駄なところでも手抜きなくアプローチしないと、後々コレと言った音楽を造り出せない事態となるわけです。しかも、その理由が分からず、試行錯誤しスタート地点も見失うほど遠いところまで行ってしまう。

とりあえずテンポ設定とドラムアレンジの見直しをしつつ、ピアノフレーズの精査とやり直しをして、半分ほどいい流れを捻り出しました。クラリネットパート「ブレス」のことと「楽器に合っていないフレーズ」が、散見されており、パートによっては全て「削除」とする。フレーズを短いものに変更してスペースを空けました。またそれによって失われた音楽内容はピアノのアレンジを底上げしてクラのないことを逆手にとってシンプルで力強く奏でられるようなフレーズに変更しました。

それにより、クラの出し入れにメリハリが付いて全体がこの作品らしく明快になって来たと感触を得ています。昨晩は本当に久しぶりにいい気分で布団に入りました。

そして、この作品のオリジナルで捨てる必要のないパートは躊躇なく元に戻し、クラの負荷を軽減するために出来るだけドラムとピアノだけで聴けるような音楽とすることを基軸にしています。

それはまた、他の作品においても重要ポイントです。大分前に、パーカッションとピアノだけで演奏するタルカスYoutubeで聴いたことがあります。十分なのですね。

演奏がしっかりしているので、他の楽器の必要性を全く感じない。テクニックを駆使したドラムとピアノは打楽器2台と捉えることも出来るし、ピアノは伴奏もリードもとれる万能な楽器です。ドラムもまた上手な演奏であれば音程感がありカラフルなサウンドとなります。クラリネットを頼るのは少し(かなり)可哀想です。この楽器のとても良いところ、とても幅広くとれる音質、面白い奏法、柔らかさと、意外に奇天烈なところと、そういう楽器に相応しいポイントを押出すようにクラリネットの居場所というのを確保してあげるべきだと思います。

さて脱線しまくりましたが、半分まで進めた本作の大手術ですが、物忘れのひどい執刀医(危)がそろそろやる気になりましたので再開します。

ではまたお会いしましょう♬