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あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

自分の中で進む"原点回帰"

原点回帰だから、進むというよりは「戻る」「振り出しに戻る(笑)」とかではないだろうか。「進む」というと方向的に上に向って行くようなイメージがある。

上昇気流に乗って舞い上がる凧のような印象を僕は持っている。

しかし自分にとって原点回帰はやはり「どうにかしないと」という自分なりの積極的な気持ちから来たものだと思う。

原点回帰は、活動するバンドを10年前の(結成時を考えるともっと遡る)FLAT122に戻すというものだ。

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▲この地点まで超速で戻る。写真:FLAT122/吉祥寺シルバーエレファント

 

だからと言って、現在の自分を否定するものではない。変容している周囲の環境、人間関係からして、完全な原点回帰は無理。

それは今年このバンドを再生させようとして失敗して理解したことだ。

皆、今を生きている。自分だけが逆行して以前、頓挫した地点からスタートしよう!と提案しても、それは物理的な理由(時間がその殆どとなる)で難しい。

しかしここで自分が投げ出してしまうと、ここ数年の様々な人達を巻き込みつつ続いた試行錯誤を更に先に持ち越すことになる。

身勝手で、唐突で、不審人物で(笑)、無責任で、適当で、という僕という人間でも罪の意識くらいはある。

今年ギリギリで再生したFLAT1-22はそういうことなのでメンバーが違う。

以前FLAT122を聴いてくれた音楽ファンは今、何を聴いているのだろうか?

面白い音楽と出会えただろうか。

ふと、そんなことを考えてみたりする。

一体あのFLAT122はどこが良くてある程度の音楽ファンを獲得したのだろうか。

テクニックじゃないだろう。テクニックなんてある方じゃない。

不器用なバンドだし、演奏で聴かせるバンドならもっと上がいる。

何故?

そこを考えて、新生FLAT1-22を稼働させて行きたい。

現FLAT1-22のネーム、それはハイフンが入っている小さな差異。しかし演奏内容とバンドキャラは大きく変わっている。

ひとつにギターを諦めたこと、その代わりにクラリネット/西村が入っている。ドラマー/佐山がジャズ方向にシフトしており、ロック色はあるもののプログレ色は殆どない。

最もプログレにシフトしているのは相変らず僕なのだ。

技術的には旧タイプより遥かに持っていると思うが、前述の通りFLATの場合、メカニカルなテクニックはそれほど大切な要素ではない。

バンド全体カタマリとしての色調、3人で力を合わせて合奏する、つまりは「合奏力」がポイントになると思う。

無機質にゴリゴリとやるところ、有機質に柔らかく弾力に富むところ、上手に使い分ける必要がある。

まだ都合3回のリハしかやっていない。数をこなして無意識にでも手足が動くようなイメージで体力の続く限り反復練習を行うことだろう。猛烈に練習してはじめて演奏ユニットを名のれるのだと思う。それは旧FLATも新FLATも変らない。再確認の必要ありのパート、ギターパートだったためクラリネットにはどうにも合わないパート、これらが山積している。冬休み中、少し時間があるので、これらを徹底的に梃入れしようと思う。

2009年頃だったろうか、最後FLATがいた地点まで戻り、そこから加速をつけて新機軸のスタイルに持って行くというのが来年の作業となる。その途中では収録を入れ、録音作業することで更に精査が進むことと思う。バンドの進化に収録は絶対に欠かせないので。これをFLAT1-22の3rdアルバムとしてリリースするところまで持って行きたい。

来年、再生されていくこのバンドはゲストを適時考え、演奏場所を相応しい箱に据えて地に足をつけて頑張りたい。

焦らず、慌てず、少しづつ、しかし確信と自信を持って臨みたいと思います。