あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

母からの贈り物-大迫ワイン

ザコンと言われカーッと来た事がある(笑)

言ったのは嫁だ。結婚するずっと前、20歳後半だったか。今だったら「そりゃ男はみんなそうだろ」と意に返さないだろう。

実際そのように思うし。

てなことで田舎の母からワインが送られて来た。

クリスマスかお正月で開けて下さい、、と言うことらしい。

電話では、自分が最近気に入っているワインだそうで大迫ワインである。

大迫町岩手県花巻市ということになるらしい。

僕は生まれも育ちも岩手県釜石市だが、大迫町はどこかの市ではなくポツンと存在する小さな町。葡萄の町だと思っていた。2006年石鳥谷町と共に花巻市に併合されたようです。車で何度か通ったことがあるが、この町が有名になったのは昔NHKドラマである。ロケで使われたのだ。

山田太一作「夏の故郷」。竹下景子さんが出演しており、それはもう可愛らしかったと記憶している。そしてなによりそのテーマソングが荒井由美の「晩夏」であり、今もって心より愛する曲であります。考えてみればこの晩夏は「14番目の月」に入っておりユーミンとしては結婚前最後のアルバムだった。自分の中ではこの「晩夏」とドラマが一体となって言葉の表現は難しい「ひとつのイメージ」になっている。

その大迫町のワイン。

f:id:ktg0912:20161224132010j:plain

母はもう80歳を超えて、いつも「何時逝ってもおかしくない年なんだから覚悟しておいて」と言う。しかしこの年で走ることが出来る、背筋はピンと延びている。声は澄んでいてよく通る。よって歌も上手、音程もすばらしく正確だ(笑)。

保育士出身の母、クラシック好きな父、それで僕が音楽を好きにならないわけがなかった。二人にはお礼を言います。

医者が呆れる程、胃も腸もキレイ。昔から地味な食事内容で大食じゃない。それから漁師町で生まれたのに生ものを食べない。これは我が実家では七不思議ということになっている。誰彼なく話しかける。人に対して全く構えない見事なほどの自然体。これは岩手にいるからではない。東京に出て来ても変らない。ベンチに座ってゲームをしている少年、少女にも平気で話しかける。羨ましい性格。

さてこの大迫ワイン、醸造用葡萄栽培者全てがエコファーマー(「土作り」「化学肥料・化学農薬の低減」を一体的に行う農業者の愛称)の認定を受けているという素晴らしいアプローチによって製造されている。母が気に入っているから自分も気に入るか?と言えばそれは分からないが、そもそもワインに精通しているわけではないので、おそらく美味しいと感じるであろう。それより何より、自分にとってワインを送ってくれる母がまだまだ元気であるということを素直に喜びたい。

何しろマザコンなのだから♬