あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

未だ最愛のバンド

そりゃもう決まっている。

BEATLES!!!!

ですがな。

最初に聴いたのは母実家の、つまり叔母の家にて。

今も元気な末っ子のオバサマが、ビートルズのレコードを予約していて、とうとうそれが手に入ったと。

聴いてみな!と言われてたのが「Let It Be」ってわけだ。

当時、映画音楽中心に聴いていた小学校6年生にとって、これはもう「毒」でしかなかった。「Get Back」などもううるさくて、ハードで(笑)

つまり第一印象は、芳しいものではなかったのだ。

しかし、その後、どうも心に巣食ってしまった。

何だか、数日後に症状が現れるウィルス性の病気みたいなもので、それはどんどん酷くなっていく。

結局、その年の誕生プレゼントはビートルズのベストアルバムということになりました。

青いのと赤いのがありますね。青が後期、赤が前期と別れてますが、このベストアルバムは実は傑作です。

実に選曲が良く、またライナーノーツも秀逸なのです。

なので、このライナーノーツを読みながらビートルズを聴くのはビートルズファンであれば多くの音楽ファンが通ったであろう「はじめてのビートルズ」というガイドブック的な存在だったはずです。後々このライナーノーツを見ると、気に入った曲のネームに線を引っ張ったり、マルが付いていたりするのが可愛い。

最近、またビートルズ帰りしてます。

先ほどもYoutubeホワイトアルバムのセッションってのを見ておりました。

小さく区切って編集してますが、実際彼らの魅力が伝わって来ます。

ビートルズは音楽でやるべきことは、殆どやりつくしたようなバンドですが、今こうして聴くと、その重要なポイントはサウンドに在るという気がします。

実際、このサウンドは凄いな、と思います。

荒々しく、なのにキュートで、でいて独特な重さがあります。

ギターやヴォーカルが冷たく感じられるかと思うと、コーラスが入ると温かく変化するところなど、彼ら自身も気付いていない魅力でしょうか。

セッションの試行錯誤から、瞬時に曲に入って行くところなどは、他のバンドには見られない呼吸で、いい加減で、だらしないところがあるくせに、急速に音楽にドーンと入るところがカッコ良い。

ビートルズがカタマリとしてもっていた才能でしょう。

リハは随分長く、辛そうです。

銃で撃たれて本当の意味でビートルズを終わらせてしまったジョンは「ビートルズ再結成は、もちろん考えている。けれどあのリハをまたやるのか、と思うと、、、」

そのように言っておりました。

その果てのないリハを先導していたのは間違いなくポールでしょう。

彼ひとりのスタジオ風景なども沢山、アップされておりますが、先ほど見たものには呆れました。彼が如何に音楽そのものか?ということで。

次から次へと楽器を弾いたり歌を歌ったり、あービートルズって本当に、こいつが歌って演奏していたのか!!と変に感心してしまいました。

メロトロンで弾く、"Strawberry Fields Forever"とか。

ポールが音楽か、音楽がポールか分からないくらいに、それはまるで無防備な子供のようです。

そう言えば武満徹のギター曲で、ビートルズを取り上げた作品があるのだけれど、先日の「題名のない音楽会」で、ポールが「自分の音楽レクチャーで武満徹を使いたいのだが、いいか?」と聴いて来た話が出ておりました。生前の武満さんに確認を求めて来たのですね。興味深いです。

 

僕は最近、音楽本意でありたいと強く思うようになりましたが、そんな時、ビートルズがまた神のお告げのように現れて来ます。

おっと、僕は宗教ってのは信じてないのですがね。

(大体自分の神様は、ベートーベンということにしております。随分人間臭い神様でしょ?)

そして先ほど一気に、様々な動画をボンヤリ見ておりました。

やはり、今もってバンドをやるのであれば理想はコレなのだな、、とあらためて思ったわけです。

ビートルズは本当はレコードで聴きたいですね。

またオーディオ熱が出ちゃって嫁に怒られるか。

こんな時、あぁ、、金持ちになりたい!と切に願うのでした♬