あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

FLAT1-22のこと

まずFLAT1-22のHPがとりあえずは完成したので、URLを。

F L A T 1 - 2 2

是非クリックのほど。トップページに12/21初ライブのインフォもアップしております。

 

さてこのバンドに対する自分の見立てを述べたいと思います。

このバンドは今年、自分の蛇行の果てに生まれたものです。

考え様によっては、今年ほど落込の酷い年はなかった。医師にも言われたが結局「強いストレスから来るもの」軟弱だなぁ、、とさらに蟻地獄に落下。お陰でやったことのない「脳のCTスキャン」というのも体験させていただいた。そんな混沌とした先に自分が出した結論がこのバンドということになる。

FLAT1-22で忘れてはいけないのは、この「ハイフン」である。

ハイフンの有無でオリジナルのFLAT122と区別している。オリジナルのFLAT122と言っても知らない方も殆どかも知れない。しかし、プログレにおいては東京を代表するバンドの1つと言われた一定の評価を得たユニットだ。アルバムは2枚、仏先行で出しており、世界各国マニアなファンがいる。特にイタリア、アメリカ、少し意外だが南米(チリ、ブラジル)が多い。変わり種ではカザフスタンに熱きファンがいらっしゃる。どちらかというと海外の方が高い評価という印象がある。1stアルバム「THE WAVES」はプレミアが付いておりヨーロッパでは驚きのプレミアが付いており何だか自分の貧乏具合とのギャップが凄い(笑)このバンドはギタリストの平田聡と僕の作曲家としての切磋琢磨と激しいライバル意識を起点に、独自性の強い作品力とソロ、即興パフォーマンスにおける聴き手を押し倒す舞台カラーでファン層を拡大して行った。しかし、平田とドラムの田辺がエレクトリックアストゥーリアスに参加するに及んで活動が縮小し、近年では過去の伝説ばかりが独り歩きするという、どこかの演歌歌手みたいな状況が続いていた。そこで今年の梅雨時に三人集まって再生するという話合いが行われたのだが、平田の多忙から断念しなければならなくなった。自分としては近年の音楽の定まらない気持ちの悪さから原点回帰とも言うべきFLAT再生を今年後半の目標としていたので、その旗を簡単に降ろすわけには行かず、代わりのギタリストを探したが、これが、、、、。

腰が引けたり、無視されたりの繰り返しで、頓挫してしまう。そんなところに8月、仏から帰国していたKTGの筒井さんから、渋谷の某お好み焼き屋さん(美味しかったです。)で(尚この集会を「小麦の会」©kaori.tsutsui という)西村さんというクラリネット奏者を紹介された。おそらく彼女の意図としては渡仏している自分がKTGの活動に参加出来ないので、こういう方も居ますよ!という柔らかな意味合いを持つものであったと想像される。

ただKTGの面々がこのバンドは筒井さんあっての、、という意識が強いのは折に触れて知っているので、彼は別件で何か企画的に入ってもらうことがあるかも知れない程度に考えておりましたが、FLATのギターが決まらないことから徐々に彼をフロントにベースレスでFLATを再生させてはどうか?と考えるようになりました。しかし、これは相当に逡巡したわけです。何しろ単音楽器であるクラリネットとピアノ、ドラムだけというのは、どう考えても形には成り難い。比較すれば、まだデュオの方が楽かも知れないと考えたりしましたが、そもそもFLAT122というブランドはそういう変則的で、ありきたりではない!というのが鉄則であり、聴き手もそれを望んでいるわけです。そのハラハラ感、緊張感。だったら、ギタートリオより更にハラハラすること請け合いであり、自分の腰が立たなくなるまでやるのには調度良いと若干安易に考えた次第です。

しかしここで断言しますが、このFLAT1-22は自分とずっと一緒です。

簡単に止めたり、休止したりしない。形を変えても、使う楽器が「えええっ?」というほど変っても、大袈裟に言えばメンバーが100人編成になってもFLAT1-22として音楽をやっていくのです。名前を決して変えない、内容が変っても、音楽が変っても。それが今年、少し学んだことです。12月21日には短いながら初ライブ(四ッ谷・Doppo於)が急遽決定しております。ご注目いただければ幸いです♬