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あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

自分にとって真の新曲

真の新曲。洒落てみました。

ほぼ出来ましたかね。

今年ここまで色々なことがあって、褒められた年にはならないだろう。このままでは、、というところでしたが、こうして新曲を書くと気持ちがグッと前に出る感じがします。

この曲はいつもとは違いタイトルもきちんと考えてイメージ通りに付けました。

珍しく真面目です。

「霧の向こう」

何だかユーミンの曲みたいだけれど、作品の内容に合っているので気に入っています。

この曲を書いたのはハッキリとした目的があります。

それは、今後自分がやっていくピアノトリオに向けたものであること。

長年ピアノに接してきた割にはこの楽器に対する考えというか、思い入れが薄かった。

小4で始めて触ったピアノから連綿とこの楽器から自分が得てきた数々の事象というのか、世界というのか、言葉では曰く言い難いが、それに対する感謝と自戒を込めて、今後は脇目も振らずピアノトリオに邁進するつもりです。

ただ、そのご一緒するメンバーはハッキリ決まっているわけではないので、そこは大切に考えたいものです。

流石にベースとドラムに関しては自分の好み、考え方がハッキリしているので。

特に昨今のドラムの進歩は凄まじく、海外の若手ピアノトリオのドラマーは皆、4ビートをやるわけでもなく、自由気ままにテクニックを駆使する。

しかしピアノトリオのサウンドは絶対なところがあって、鳴らせばそのままジャズを感じさせる部分はある。

あれはジャズじゃないよ!あれは本当の4ビートじゃない!

よく頑迷なジャズファンや箱のオーナーの言う言葉。

でも、それがどうした?

音楽を表現する方法は多種多様であり、ジャズもまた幅広く、懐の深いところがあって欲しいと思います。

誰かが聴いて、そこにジャズを感じれば、それはその人にとって紛れもないジャズなのだし。これが正しいなどと決めつけるのは傲慢だと思う。

音楽に正しいも間違いもない、また正しいことならこの世に沢山ある。

間違いもまた同様に沢山転がっている。

この世は、わけの分からないことばかりだ!

さて、新しい曲は珍しく変拍子を殆ど使わない。1パートだけ5拍子を使ったが、ブリッジとして少しだけ。テーマもまた極端に少なく、作風も自分が不安になるほどにあっさりとしている。この作品の最たる特長は自分としては珍しくハ短調を採ったところだ。これは滅多に使わない。この調を好きなマエストロと言えばベートーベンだが、そういうことから分かるように、重く少し野暮ったく(笑)、ハッキリとしたイメージがある。僕がこのキーを使ったのは、ⅢマイナーでGmの響きが欲しかったからである。本当はGmト短調)で書きたかった気がするが、するとピアノトリオでこの作品を演奏すると若干腰高となり安定感に欠けるところを危惧したから、ということになる。

それにしてもボロが出やすく難しいものになってしまった。

本当のピアノを弾く厳しさ、楽しさはシンプルな作品の方がイイのかも知れない。

やたらとリズムに凝ったり、変拍子でドカドカやると弾けたところで終わっている感じがあるが、クラシックで言えばモーツァルトがとても難しいように、骨組みだけでシンプルな作風はピアニストにとってキャラがモロに出てしまう。

音楽はどのようにやっても、そう簡単じゃないのだな、、と思うところです。