あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

矢野顕子はモスラだったのか?

矢野顕子、最近変って来た?

若い営業が「Sさんからです!」と持って来た。CDの上に自分の名刺を置いたところが、しっかりエリート営業している。

そういうことで子分を使う先輩。Sさんあなたは悪い人です。

でも、このアルバム「矢野顕子」には、もの凄いベテランな僕ですが、これまでとは何か違っている印象です。何と言うか、うーん、、、、言葉が、、、、

Welcome to Jupiter (初回限定盤)

 ポンと出ました!!

人工的なのですね。コレ。

だからじゃないかな。Amazonのコメみると賛否両論ですね。旧来のファンにはあまり芳しくない受止め方もあるようです。

僕は久しぶりにアッコちゃんを聴いて、年を重ねて、さてこれから何をして行こう?と思った時に、こういったアプローチを採るのは理解出来る気がしました。

まずは、共感を持って聴けるというのか。

もう既に何度か聴いているので、愛聴盤になりつつあるわけですが、なぜ人工的なのかというと、まず大きな要素として「打込」だからです。プログラミング。

そして、その打込ということを全く隠そうとしない。

僕は、この質感は何をどのように使ったのか「DAWを中心とした機材」が気になりました。とても良い音なんですね。ただ良い音というのではない。アコースティックな方向での良い音でもない。

不思議に魅力的な世界ですね。

自分の好みの空気感・立体感があるので音楽内容と共に、そこのところがまた楽しめる。

つまり、この新譜の最良のポイントは「新しい質感」に在るという気がします。

こういうタイプのアルバムが、日本の音楽家から出たということが新鮮ですね。

サウンドの質で気に入ったアルバムというのは滅多にないです。

コメントでは「ティンパンアレーとの共演ライブ」と比較して「あちらの方が良い」と

書く人も入れば、何と「パワー不足」と言う人もいる。

人というのは面白いですよね。聴くための自前フィルターがどれだけ違うのか?

そしてそれがこそが音楽の楽しさでもある。

 彼女のヴォーカルとピアノの音楽への入り込みも、これまでとは少し違う感じがしますが、そこがまた加点ポイントです。もしかしたら自分自身を冷たく客観視したところから音楽造りがスタートしているのかしら?とふと思ったりもしましたが。リズムやリフのアイデアがいちいち面白いし、可愛らしいのに凄かったり、ヴォーカルのオクターブでユニゾンのところのバランスと歌い方もとても気に入っています。

皆、同じ方向の意見が集まるのは不自然かつ不健康。雑多で異次元でわけの分からないカオス状態。これこそコメント欄の理想だと思いますね。

そう言う事からして、このアルバムの集めている評価の賛否両論は素晴らしいことです。

まさに矢野顕子はコメ欄にも、そのキャラを発揮していると言えるでしょう。正にモスラ級の怪物と言えましょう(本アルバムには"矢野流"モスラテーマが入っております)♬