あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

現代音楽の敷居

現代音楽というと皆様、どんなイメージが沸きますか?

ノイジーで意味不明な音の洪水。何か激しく爆発しているのだが、よく分からない。

そういったところでしょうか。

実は僕もそのように感じる現代音楽というのが多々あります。

そして、そういったあまりに専門的過ぎる作業から造られた音楽は、難解に感じたり、下手をすると最初の数秒で針を上げるということになってしまう。

それもまたひとつの感動?

いえいえ、それは違うでしょう。嫌いというある種の感動は例えば「その先にもしかすると少し気になって来る」とか「友達には嫌い!と言ったものの、後でこっそり聴いてみた」といったことが伏線として在るのかも知れない。

最初は気に食わない、でも友達になったケースは沢山あります。

僕の場合、出会いの印象があまり良好とは言えない相手が友人になったということが多い。不思議でしょ?

数秒で聴くのを止めた現代音楽にそう言った「良い意味での嫌い!」があったかというと残念ながら記憶にない。

おそらく現代音楽が今ひとつ浸透しないのは、こういった「作曲家の独りよがり」に理由があると思います。

本当は、作曲家に重心のかかったジャンルところでは僕としては共感出来るところなのですが、この辺は複雑な心境と言えるでしょうか。

それに、クラシック音楽の古典のように完成された分野ではないところが面白いです。わけの分からないのは自分が理解出来ないのではなく、その音楽が気に入らないだけ。それで良いと思います。ただわけが分からなくても幾度か聴かせる器量がその音楽に必要ということはあります。メシアンの「鳥のカタログ」なんかそうですね。あれは本当はとても分かりやすい音楽です。だって鳥を音で描写しているわけですから。それはもう気持ち悪いくらいです(笑)メシアンのガイキチ(失礼!褒め言葉です。)ぶりが迫って来ます。音楽を聴いて観念的に「何コレ、もう駄目、聴けない!」ではなくて、まずこの音楽がどういった内容なのかを軽く頭に入れて聴くと違って来ます。

日本人は生真面目だから音が分からないと、「自分に素養がないからだ」とか「勉強不足だから」とかそういう悲しい方向に持って行こうとする。でもそれは違います。

それは音楽に魅力がなかったのです。少なくとも自分にとって、アナタにとっては。

"作曲家が聴き手に負けた"という言い方も出来る。感動を与えることが出来なかったのだから。

例えば、クセナキスという作曲家がいる。

僕はクセナキスの打楽器のために書かれた作品を以前トッパンホールで聴いた事があるけれど、それはそれは素晴らしい作品だと思った。

でも他のクセナキスの殆どが、僕にはなかなか馴染めない。

そういうものだと思います。

 

しばらく、現代音楽の世界から遠のいておりましたが、そろそろ面白そうなものを探してみようと思います。

コレ!というのを発見したら、お知らせしますね。

 

ではまたお会いしましょう♬