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あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

川のある風景

子供が多摩川にクワガタを採りに行きたいというので、中央線、日野近くの多摩川辺に行って来ました。
前夜、例によって午前帰りだったので、身体はヨレヨレで殆ど天国に片足突っ込んだ形でしたが、何とか土手を下り、川辺に出ました。

気持ちの良い風、遠く見える巨大マンション、川のある風景と言っても私の故郷とは全くもって構成要素が異なる。
これはこれで、とても魅力的だ。

彼は朽ち木を割って新成虫か幼虫を探したかったようだけれど、虫達にとっては運良くボウズ(甲虫好きで一匹も採れなかったことを言う)でありました。

そう言えば私の出身高校の裏手にも川が流れていた。
そこで砂利を運搬するトラックが右往左往しており、ダメになったトラックをそのまま草むらに放置していたのだが、私はよく部活をサボって、その運転席で本を読んでいたものだった。
割れたフロントガラス、二度と動くことのないスピードメーター、容赦なく侵入にしてくる草の匂い。自分の未来に根拠のない自信を持っていた良い時代、聴く音楽と言えば、ビートルズに一旦別れを告げ、ピンクフロイドELPを、クラシックではようやくショスタコーヴィチの良さ・凄さが分かりかけたところだったはずだ。

こうして過去を振り返ると、単なる懐かしい気持ちとは別に、何かしらその中にヒントが隠されている気がして仕方がない。

きっとトラックの荷台にでも置いて来たに違いない。