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あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

Shostakovich - Symphony No.5

ショスタコ・5番はクラシックファンなら誰でも知っている名曲中の名曲だ。
私は、高校2年生の時、吹奏楽ユーフォニウムをやっていたE君から、この作品を教えてもらった。
彼が教えてくれたのは、4楽章で、おそらく吹奏楽部では抜粋してこの4楽章に挑戦していたのかも知れない。Eの思い入れはもの凄かった。私はそんなに人を興奮させるほどの音楽というのはクラシック音楽に関しては知らなかった。

私は下校途中、度々駅前にあった書店に寄ったが、そこにはレコードも少しだけ置いていたので、早速この作品を探してみた。はたして廉価版シリーズで(確か1200円から1500円くらいだっと思う)見つけることが出来た。

裏ジャケットに解説があったので、読んでみると、このオーケストラはボーンマス交響楽団で、指揮者は「コンスティン・シルベストリ」とある。
そしてこの指揮者は、何やら急逝し交響楽団は後任をどのようにするか苦慮しているということが書いてあった。が、何しろ私は、このオケも指揮者も全く知らなかった。不勉強なことではあるが、岩手の片田舎の場末な書店にこの「とてつもない傑作」が置いてあっただけ大事件だったと思う。

結局、今でもこのカップリングの5番が、ショスタコ5番を聴くにあたっての基準となってしまった。
その後、ザンデルリンクムラヴィンスキー、バーンスティン等、いろいろな指揮者で聴いた。おそらく私が最も聴いた交響曲と言えば「運命」だが、次がこれだろう。

このショスタコ5番も4楽章までしっかり聴くと50分程度を要するので、もうかれこれ10年以上は聴いていない。今日聴いたのは、たまたまYoutubeゲルギエフ/BBCでアップされていたのを通りすがりから、引き込まれてしまい最後まで聴いてしまった。
演奏も素晴らしかったように思うけれど、久しぶりに聴く5番は、更なる新発見があったように思えて、気持ちよかった。
その旋律とハーモニー、管弦楽の機微はこれ以上はない、と感じるほどに私にとっては魅力的であり、この作品が語られる側面として、政治的かつ時代的な背景は私にとってはあまり関係のない要素だ。

何時聴いても、自分が映画の中に入り込んだような錯覚を覚える。人間的で、美しくも儚い情景がそこにあり、そして実に刹那的だ。
毎日のように聴くには若干重いけれど、この作曲家の作品には時折触れておきたいと心改めた。

ハープ、オーボエクラリネット、そしてフルート、、ほんの少しでてくるピアノ!
打楽器の使い方!!
素晴らしい管弦楽がそこにあります。

もし機会がありましたら、どうぞ聴いてみてください。
おすすめです♪