あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

一見正しい、しかしどこか違う?

あなたは、あんなに頑張れる?
彼ら(彼女)達は、頑張っているのです。
そういう言い方はないと思う。応援しなくちゃ!

このような言い方というのは、特にこの日本において普通に見受けられる。
結果をだせなかった先日の女子バレーでも、批判コメントを書いたユーザが、このように逆批判されておりました。

私は音大の時に課題曲というのがあり、期末テスト本番を前にして先生が、三人の生徒を集めて演奏し、そして批評し合うということをよく行いました。
その時、私は「自分は練習してないし、努力が足りていないので意見は言えない」と言ったところ、先生に注意されたわけです。
「人の評価をする時に、そんなことを考えてどうする?関係ないよ。自分のことは置いておいて正直に意見を述べるんだ!」
「評する」というのはそういうことなのだと思います。

バレーボールの専門家でもないユーザが、負けた全日本女子を批判するな!というのは実はおかしい。
人は誰でも、間違っていると思ったのなら正直に批判することが出来る。
もちろん、それが誹謗中傷になってはいけないけれど、心から応援する気持ちがあるのなら、大いに批判精神を発揮すべきと私は思います。

音楽もそうだけれど、聴き手さんだからこそ鋭角で意外な感じ方を持っていたりする。例えピアノが弾けなくても、楽器が出来なくても、人には優れた耳があります。
下手に身内的になり、無意識に媚びている音楽家等より、余程自由闊達に音楽を愛する精神を宿しており、自然な動作で音楽を受け止めている。
私はこういった聴き手さんを、とても大切な『宝物』のように思っております。

ライブ終了後、私と音楽のことを話す彼らの目は何と嬉しそうに輝いているのでしょうか。
どうぞ、厳しい目(耳)で私たちの音楽を楽しんでください。

ありがとうございます。