あるピアニストの呟き - カワサキタカヲ3動向 -

ピアノトリオ「TAKA3」の関連記事を中心に音楽雑記帳としております。

あるピアニストの呟き ー カ ワ サ キ タ カ ヲ 3 の 動 向

フジコ・ヘミング

リストが有名です。
誰でも知っているピアニストですが、おそらく好みが別れるところでは?と思います。
人の好き嫌いなど、このお方にはどこ吹く風でしょうけれど、この好き嫌いが大きく分かれるほど、音楽家としては素晴らしいのだと思います。

ぶっきらぼうで、無骨で、テンポの取り方が独特です。
下手と言えば下手なのかもしれないが、でも下手とか上手というつまらない線引きは超えており、関係ないのだと思う。

僕はこの人をピアノを聴いていると、上っ面で泳いでいるくだらない悩みや、考えが霧散する。
そしてその奥から自分の声が聴こえてくるような気がする。
そんな力強い作用がある。僕にとっては。

単独でも音楽が成立する楽器としてはピアノは代表的なところだろうと思う。
それを知っていながら、バンドで悩む鍵盤奏者の何と多いことだろう。
僕も含め、ピアノに単独で挑み音楽表現するというアプローチを、最初から除外していないだろうか?

まずは一人に成ることの大切さ、それはまるで画家のように独りで音楽に向うことの大切さ。
それは何とシンプルで、清々しいことだろう。
下手と言われるのは、自分であり、
冴えないオリジナル、と言われるのは自分であり、
こんなピアニストは要らない、と言われるのはやはり自分であり、
とにかくこうして落ち込んだり、悩むことは全て自分の中で行われる。
人間関係はもっぱら、個の自分から外部に対してであり、また外部から個の自分に対してである。

フジコ・ヘミングのピアノを聴くとそんなことまで考えてしまう。
いつまでもお元気で弾き続けていただきたいです。