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あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

帰省〈時間を感じる時〉

箱根山 勿論、あの箱根ではない。

釜石の箱根山。頂上に三基のTV塔が見える。

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この写真を撮ったのは、釜石市の甲子町松倉という場所から。レンタカーを返却するまでに少し時間があったので、少年期を過ごしたこの松倉を少し走ってみました。すると懐かしい床屋さんが見つかり、その周辺が通学路だったことに気が付きました。箱根山に向って左側には松倉グランドがあり、新日鉄釜石ラグビーの拠点となります。

道は舗装されていましたが、その坂道の勾配の具合は変っていない。

スティーブン・キングは述べております。

「懐かしい場所に戻りたくなる。しかし戻ってみて魔法が起こるわけではない」

確かに、魔法など起きない。ただ忘れていたことを思い出す大きな作用はある。

時間の余裕は小さくなって行くが、時には自分が過去に居た場所に行くことは、大切なことのように思う。

笹塚某スタジオにて

昨日は恒例の朝練で、なかなか楽しかったのである。

出だしは、躓いた。

時間を勘違いして20分遅刻と。相変らずの駄目リーダーぶりでして、やれやれ。

しかしリ内容は充実したもので、やはり自分としてはライブまでの時間と作品の完成。資料の渡し方を精査してやって来たのが、良かったように思う。

先につなげていくためにも整理しておくかと。

 

叩き台にあげたのは3作品。

01.Neo Classic Dance

02.Spiral

03.雨の工場地帯

 

2時間30分をこの3作品でほぼ均等に割った形、上記順番で作品をさらっていった。

 

■01はアップテンポの作品だが、テンポをおとした状態で反復練習とハーモニーの注意点、変更点を伝えつつ、そして意見を取り入れながら進めて行く。

収録を聴くとこの新メンバーの組み合わせにおいては想定よりも仕上がりは早く進んでいる。気になるのはイントロパートのリズムが全体にギクシャクして揺れていること。

これは次回に精査して徹底的な洗出しを行う。中間部コードを変更したパートのベースライン、重心を下げたものにしているので、これは資料の出直しが必要となり、保留されている。ここはドラマーさんからの意見があり、リズムの割り方をピアノの変則的な割方に合わせるのか、それとも敢えて12拍子を3拍×4という一定なものとして、ピアノとの差異を感じさせることでより奇天烈なイメージを打ち出しすのか?という内容の突っ込みで、これはピアノには合わせない方向とした。こういったリズムの割り方の楽器によるアプローチの確認は先々他作品でも多くなってくることと思う。

 

■02は僕の作品中最も大きく、難曲でもあるので、3つのパートをゆっくりと分けて練習し、最後に2回通して演奏を行ってみた。

a.テーマパート

b.挿入されたミニマルミュージックパート

c.展開部+テーマパート+エンディング

ポイントはいくつかあるが、パートの境目のメリハリに注意すること。とくにパートそれぞれで特異なポリリズム変拍子を持たせていることから、メリハリを付けることが大変難しい。01以上の反復練習と、様々なテンポでさらうことが求められる。

 

■03は他2作品とはまったく異なり、譜面はなく代わりにワープロに進行表とコードが書かれたガイドを確認しながらの練習となる。譜面を頼らないので、その分、作曲者の口伝て、指示が重要となり、誤解を受けない説明がポイントとなる。これは感性や直感、それからテーマがしっかりとあるので、そこに入るところの位置把握を耳で掴むことになる。垂れ流しの即興ではなく、テーマは01や02よりむしろ明確に存在するので、それを四角四面に演奏するのではなく、振幅を大きくとり、ドラムはブラシとシンバルワークを中心にフォローし、ベースはピアノの音から位置を把握して即座に対応しなければならない。これは僕の作品の中でも間違いなくジャズ方向にシフトしたものだが、こうしたECM的な(ECMのリリース作品が全てこのようでは勿論ないが、、)浮遊感がありながらもテーマがきっちり存在するという方向は、僕のこれからの流れだと思う。そしてこの昨日初めて組んでやってみたピアノトリオがこうした世界に向いていることは大きな収穫だったと思う。

d.hatena.ne.jp

 ということでリハーサルは無事終了し、寄り道して昼間から日本酒で乾杯して気持よく帰宅の途につきました。

収録から、リード楽器のいないこのバンドではピアノがもう少しテーマに触って行った方が良いことが分かります。ただ譜面通りに弾くのではなくて、両手の音使い。ベースとの兼ね合いにより、更に創意工夫が必要でしょう。

アノトリオ、、流石にやりがい満載です。

もっと早くから挑戦するべきだった!!これが今の正直な気持ちですが、気の弱い自分、年寄りになってようやく重い腰をあげたというところでしょうか。

KORG・SV-1 遂に回復する!

自分が人一倍根性がないことは自分が一番よく分かっている!

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上記写真の下側に映る我が愚息、、、と言っては可哀想か?

KORG・SV-1。

音は申し分ないです。CP-4と比較しても別段こちらが駄目とは全く思わない。

ただ重く、ただすこぶる調子が悪かった。

しかし根性がないことを自覚している自分なので、もう少し粘らなくてはと、本体ではおそらく修復出来ないペダルノイズ調整(ピアノのペダルから発するノイズを擬似的に付加するファンクション、これにより生ピらしいノイズ要素が付加される。)が完全に狂ってしまったところを、先ほどいろいろやって、遂に治しました。

本体を工場出荷時としても駄目なのであれば、その理由はエディターのソフトを使用していたことがあるので、そのソフトを再度使って各ファンクションをチェックして調整しなおして再保存すれば、本体側がそれを受取り修復出来るのでは?と思ったわけです。一度はDAWの設定が関係していると思い込み、随分と時間をかけてMIDI関係とインプットフィルターなどを確認したが、芳しくない状態が続き、先ほどさらにごまかしの利かない状態までひどくなり、時間をとってメスを入れたと。

まず、KORGから最新(と言っても既に以前のものとなる。もうこの機種に対する梃入れはないみたいだ。)のエディターをDLする。

が、ここでMacのOSを6.8ではなく、HDにパーティーションを切って入れているYosemiteでDL解凍した。というのは数ヶ月前OSX6.8で作業したところインストールのところでエラーを起こしたからだ。

KORGのサポートでは6.8以降となっていることを確認したはずだが、どうも相性が良くないみたいだ。ということで、本来はリスニング用とホームページ作成用として使用しているOSX.YosemiteからKORGにアプローチしDLと解凍までを行い、そこから音楽作業用の6.8にエディターを移動させた。

何故このようなシステム構成となっているかというと、DAWが未だDP7.0だからです。お恥ずかしい話、DP9.0にするには少々値の張るアップデート代が必要でして、、。

7.0は新しいシステムでは走らないのです。無理にやれば基本操作くらいは出来ますが、まあ止めておいた方がいいかな、、というレベルです。

さて、遂にあのペダルを踏む度に盛大なノイズ、、ザーンという嫌らしい音から解放されて、今、少し幸せな自分です。生ピは確かにペダルからノイズを発します。それをステージピアノは出来るだけ生ピに近づけようとこのようなペダルノイズという設定があるわけです。昔「デジタル技術で音が整い、あまりにキレイでノイズ感がなくなると、今度はそのデジタル技術でノイズを付加するようになるかも知れない」と宣った方がおりましたが、バッチリ大当たりでしたね。既にそのようになっております。

お陰で僕のようにエラーで辛い目にあったものもおります。

このノイズエラーとも言うべきハードルを乗り越え、先のブログで書いた新しいステージピアノは少し遠のいた感があります。

何しろ、このSV-1は何度も言いますが、音が駄目なわけではないので。

輪郭鮮明、カリカリした音だと言う人も少なくないですが、EQやEFも充実しており、追い込むことも出来ます。また、おそらくはスタインウェイから収録したと思われる質感も凄く好きです。

重くて大変ですが、ライブに持って行くことも考えたいと思います。

腰、、、、大丈夫かなぁ。身体鍛えておくとしよう!!

絞られた2台のステージピアノ

待った無しなんですがねぇ。

物入りな我が家、ここでこのような出費をしたら家を追い出される可能性もある。

しかし欲しいもの、必要なもの、そこには明確な線引きがあるのだ。

これは欲しいものではあるが、必要なものでもある。

完璧だろうが!!(笑)

愛用してきたKORGのSV-1は安く買ったB級商品からもはや満身創痍で、ヤバい状態。

またその重量からライブに持って行くのはパス。

ステージピアノの重量は18kg以下としたい。

この18kgというのは、長年苦楽を共にしたヤマハP-80が基準となっている。

未だ、このピアノ以上に愛着を持てるステージピアノには出会わない。

しかし、最近ようやく購入候補が2台に絞られたところではある。

それぞれとても好きなポイントがある。

その2台とは、YAMAHA/CP-4、Studiologic/Numastageとなる。コレ以外はないと思う。何か新製品がリリースされなければという条件付きですが。

買うタイミングの悪い自分なので、ここは要注意ですねぇ。

この2台で最も異なるのは持っている音色数と持っている音です。

これはサンプリングしているピアノが違うので当然ですが、かなり違って来る。

しかし僕は、これは何年か使用していくと自分が馴染んでしまうと思うので、問題にしていない。

また音色数も問題ではない。圧倒的にヤマハの方が機能も音色数も上だが、それも比較対象にならない。

自分が弾いて、良い音楽が生まれるピアノがいい。弾いた時に音楽に対する意識が前にいくというのか、先に進んで行くイメージ(とても言葉では難しい)と言ったらいいか。実はそういうことで言うと圧倒的なのはノードピアノなのだけれど、あれはどうしても駄目なところがありまして、最初から候補ではないのです。

しかし作曲という行為からみるとノードピアノが一番良いと僕は思います。

ということで、さてヤマハとイタリアの鍵盤メーカ、まあ似たところがあるような気がしますが、CP-4の木製鍵盤を見るとクラシックをさらいなおすか?という気になりますし、Numastageの音を聴くとその自然で生ピそのものの音に打たれます。

価格は大体5万程度CP-4がお高いですね。でもそれは問題にしない。そういうことで過去何度も痛い目にあっているので。

それからポイントとしては、若干弱いのですが、デザインは流石にNumastageの方が好きです。流石はイタリア製というところでしょうか。国産でも白色系のエレピはありますが、あんな風にお洒落にはならないですから。

ステージピアノを買ったら向こう一年は自分の1ヶ月の小遣い(微々たるものです)は無いものと思った方が良さそうです。

ウォーキングなどの運動以外は完全山ごもり状態となりそうな気配。

でも自分が望むピアノがここに在れば、他に何が?って感じです。気になるのは通院しているので、その費用や、昨年みたいに検査漬けになるとそれで金がかかってしまう。

金のかかる身体は音楽家としては困ります。

僕はタバコは太古の昔に止めましたが、酒も大人しくした方がよさそうです。

ホント、仙人になりそうですわ。

加速度的にジャズへシフト

ジャズと言っても、意外に幅広い。

僕が言うジャズは、かなり狭い範囲においてのことだと思う。

今年4月にライブを控えており、これがメンバーの調整から結局ピアノトリオでやることになってしまった。

"しまった"という言い方は変か?(笑)

少し避けて来た編成だったので。

しかしこれは「定め」というものかもしれない。演歌風に言えば。

そこで、当然のことながら作曲のアプローチから、さらに聴く音楽まで変化したり、昔に戻ったり、新機軸を作ったりと忙しいことではある。

しかし、この最近のジャズへのシフトは、納得の行くものであり、この年になってようやく落ち着き先を得たという実感がある。

よって一緒に演奏していくメンバーも、方向性や条件面ではもはや迷わないと思う。

自分の作品とピアノに合ったアーティストにお願いすれば良いので。

この狭い範囲においてのジャズはECMで殆どが事足りる。

しかもECMの更にこの辺というのがあって、その全てではない。

まあ、ECMというのは全体としての音のイメージがあるわけだけれど。

当然ながら、音楽内容はアーティストによっても、誰のリーダーアルバムなのかによっても随分違って来る。

アプローチとしては即興的でありながら、テーマ性があり、どう見ても作品として成立するような実に知的なやり方。

これは演奏家に力とキャラがないと成立しないだろう。力と一言で言っても、それは無論メカニカルなことを言っているのではなくて、独創性と作品を紐解く耳を持っているということだろうか。そこから瞬時に自分固有の技を繰り出せることが作曲への応えなのだが、まあ、これが難しいわけだ。そこのところが何と言うか凄過ぎて、大変なことになっているのである(笑)

またリーダーとなる中心に位置する、例えば、ジョン・アバークロンビーや先日書いたヤコブ・ブロの音楽のやらせ方というのもある。どちらもギタリストだが、ジョンアバーの方が、もう少し意図的な感じが強い。

その辺は好みだろうが、僕はどちらも参考となるし、今後の指針としたい。

こちらピアニストなので、ギタリストのアルバムは冷静に、客観的に見えるところがある。作品にアプローチする、例えばサックスのジョン・サーマン、ドラムのジョーイ・バロンにしても、僕がこれまで接して来たジャズとは出す音もフレーズも全く違う。

例えばジョンアバーの「November」で聴かれるジョン・サーマンのサックスの音色。何と自然でしっくりくる音なのだろう。サックスってこんなに美しく、表情があるのか?と驚くし、また息を使う管楽器は随分と個人的な好みでイメージが左右されるのだ、ということが理解出来のである。

僕にとって彼らの音楽、出音はとても新鮮で、聴き手としての自分が数十年ぶりに覚醒したのが分かる。

これは矢継ぎ早にCDを買い込むだろう。

聴いて感心して、楽しめて、イメージ出来る。こんな素敵なことはないのだから。

彼らが日頃からどうのようなことを考え、どのような日常を送り、映画を見て、本を読むのか、興味深い。

音楽を深堀していくにあたって、とても良い先生達を見つけた。

そう、僕は再度学びたかったのかも知れない。

真似で終わってはいけないし、僕にはそんな器用さはないが、バンドのやり方ってのを教えられた気がする。

ここ数年の蛇行が冷たくピュアな風で瞬時に洗い流されたようで気持ちがいい。

言い方を変えれば、自分がピアニストとして作曲家として振り出しに戻っただけなのかも知れないが、それは同じスタートラインとは少し違う。

それを今年証明して行こうと思います。

口内炎を治しましょう!

疲れと仕事のストレスと睡眠不足などで、少し前から口内炎になってしまいました。

これって一旦かかると簡単には治らない。

薬を買って塗布しましたが、口の左側奥歯上に出来たポチっというのが小さくなりましたが、なかなか治らない。

鼻の奥から喉にかけてのあちこちがイガイガする。

結構具合の悪いものです。

しかも、今日はそれに加えて咳が出て辛く、夕食は珍しく食欲もありませんでした。

ところが、その夕食後にデザートにパイナップルをいただいて少し時間が経過すると、そのポチっが無くなっておりました。

パイナップルが良かったのか?分かりません。

しかし、今日注意していたことは以下となります。口内炎でお悩みの方に少しでもヒントになればと思います。

1.口内炎に効果のあるツボを押す。中指付け根付近を何度か押す。

親指とひとさし指の付け根の三角形部分(ごうこくと言いますが)ここを強めに何度か押す。

2.刺激のある飲み物を飲まない。何時も大量に飲むコーヒーも今日は半分以下。後はジャスミンティーとしました。

3.気が付いた時には、必ず鼻呼吸するように。出来るだけ口だけの呼吸とならないように注意しました。

4.ストレスをためないよう、音楽のやり方もおだやかに、慌てないで作曲しても結果が出ない場合は、スッパリ諦めて散歩したり、スマホのゲームをやったりして気分転換を計りました。

5.歯磨きをより丁寧に。終わった後はしっかり口を漱ぎます。それは歯磨き粉が粘膜を痛める場合があるという記事を読んだからです。とにかく口の中を清潔にする意識を持つようにしてみました。

 

以上です。たかが口内炎と言っても意外にモチベーションを落とします。

けっこう具合が悪いですから。

今年は首から上が鬼門なので、要注意です。

音楽の造作を教えてくれる作品

作曲

アルバム紹介の別ブログで記事をアップしたのだけれど、ECMのギタリスト、ヤコブ・ブロ(ブローと音引を付ける方もおります。)のリーダー作。2015年のものですが、随分と気に入ってしまいました。

ECMのアルバムはそもそも無防備に好きなところがあるのです。

ECMを知ったのは18歳の時、寮生活の中でのキースジャレットがきっかけです。

今となっては随分ベタですが「ケルンコンサート」です。ベタではありますが、しかし即興と言えば今でもこれがベストと思います。

昨日の夕暮れ、1日に2回転、アルバムを聴くなどということは決してやらない自分としては珍しく愛用iPodに仕込んだギタートリオのサウンドを聴きながら、いつもの慣れ親しんだウォーキングコースをトボトボと歩いて行きます。

僕が住むのは板橋区成増の和光市スレスレのところで、この先50mmもないくらいで崖を下り、一気に標高が変化します。

川が流れており、そこに沿った歩道を高島平方面に向って行きますが、やがて公園に沿って右に進路を変えてしばらく行くと、今度は坂道となり丘に向うのが感じられます。

このように板橋のこの周辺は実に変化に富んだ土地で、ブラタモリは何故取材をしない?と何時も不思議に思うわけです。

流れる音楽はこの変化には何ら関係なく、朗々と浮遊感と何とも深い音の選び方を持って進んで行きます。

夕暮れの暗さは、もしかすると夜の更なる暗さよりイメージとしては色合いが濃いのかも知れない。そしてこの真冬の空気。

この理想的な環境は、この音楽に対して(とても天の邪鬼な)自分が驚く程素直に受け止めている理由の最たる要因かも知れない。

そして、自分の音楽の造り方に対する自問自答から、大きな疑問を生じる。

ピアノを弾いて作品を作る、という実にシンプルな作業に、何と余計な要素が入り込んでいたのだろうか?という前々からの疑問。

そこからDAWの使い方への思考が進み、DAWに正しい使い方なんてあるのか?

まあ、そりゃあるのかも知れないけれど(笑)

クリックはもちろん、小節(メジャー)を意識して作業アプリケーションに自分が合わせなければいけない、、という屈折した、せせこましいアプローチ。

自分の心の動き、感性を記録することに、数値的な束縛がそもそも在ることがおかしい。という、ような内容。

一枚のアルバムを聴いて、感動があったことは数えきれない。

しかし、音楽の造り方で影響を受けるというのは、小さなものとして何度か経験していると思うが、これほどハッキリした形としては珍しい。

それは、自分がこのヤコブ・ブロが行うように音楽をやってみたいと、素直に思ったからです。憧れとか、願い、みたいなものが在るかも知れない。

ベタベタに譜面でアプローチするのは辟易としていたわけですが、だからと言って即興に行くのも違う。即興は自分の中では得意分野ですが、しかし垂れ流しの即興ほどマンネリ化をまねくものもないので。その自由とルールの匙加減を教えられたということなのでしょう。

このアルバムは自分にとって、重みを持って行くでしょう。それは気持ちの良い柔らかな感触を伴うものだと信じております。