あるピアニストの呟き - pianist TAKA -

ピアニスト・タカの音楽記録です。音楽以外の様々な話題も取り上げます。

恒例ライブ当日日記

ライブ当日日記だけを集めて眺めてみたいものではある。今度検索してまとめてみるか。その昔ライブ当日と言えば朝から何も喉を通らない程の緊張具合だった。

身体もガリガリだったし。今、自分は違う人になってしまったのである。

あの頃より体重では15kgもアップしている。この宇宙的な増量具合!!(笑)

ただ、ライブ日独特の若干の怠さ、ハッキリしない感じはあって、これは遠い時代の余韻みたいなものであろうか。

ライブで最も気になるのは集客ということになる。

でも、僕の音楽を聴く方は大体決まっており、それは音楽裏街道に生きる数多のバンド共通のところであろうと思う。

皆、コアなファンを抱え、大切にして、何とか雲の上に出ようとしている。

僕は年齢のこともあるが、ライブの集客やCDリリースに対してのスタンスに対する考えはどこか変ってしまったところがあり、それは聴く音楽の変化と混じり合っている部分でもある。

今、動いているバンドはピアノトリオであるけれど、この音楽が受け入れられるには、全く違う次元、別なところから多くの聴き手にアプローチしないと難しいと思う。

現在、この音楽を楽しんでいただいている方は、音楽ファンの中でも奇特な方達であり、特殊なのである。感謝と愛情を込めて言わせていただければ、、。

しかし、バンドは同じことの垂れ流しでは必ず頓挫し、終わってしまう。

バンドの寿命と、理解者の人数は大体比例するのである。

聴き手はバンドの上に位置する。バンドが聴き手に音楽を聴かせるのではなくて、聴き手がバンドの音を判断するのである。

しかし、この国に関しては、大多数の聴き手はメディアに踊らされており、大凡個というものを持っていない。大衆というものは、そういうものだ!と言われれば返す言葉もないが、それにしてもどうにかならんか?(笑)

ECMヤコブブロトリオに対するヨーロッパの受け手の反応、先頃来日した折りの国内の反応とでは全く違う。

大人しく地味な音楽であると、同じく地味な反応となる単純な反応が国内。

そういう音楽であってもその裏にある凄さ、面白さ、美しさを理解して盛り上がるのがヨーロッパの反応。

ヨーロッパと一括りでは大雑把過ぎるけれど、そういう傾向は確かに在ると思う。

ドラムがいちいち押し倒さないと受けないなんてバカらしい。

問題発言であるけれど、日本の聴き手にはもっと耳を鍛えていただきたい。

でないと、結局、音楽家は沈んだままだ。

音楽家を育てるのは聴き手の義務(大袈裟)でもある。

本日、こういうことを考え、気分だけで押すような音楽は封印したい。冷静で客観性を持ち続けて最後まで行きたいと思います。

 

 

7/8ライブ・最終リハーサル

こんな感じで最終リハーサルを行いました。大丈夫な感じです!

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このバンドは朝練と決まっております。 出勤時間より早く自宅を出ないと間に合いません。笹塚の某スタジオまで住んでいる成増からは結構遠いのですね。

地下鉄成増副都心線)→新宿三丁目(都営新宿線)→笹塚

ありゃ、、大したことないか(笑)

 

使用する大きな理由がございます。

それは、、、

お安いのです!!!

上記写真キーボードはお店の常設のモノですが、オプションではございません。料金に含まれております。奥に見えるシンセは僕の愛用のR-3を持ち込んでいるので、あのように避けております。手前の88鍵YAMAHA/P90は使わせてもらいます。

いつも同じセッティングで、何から何まで同じくと。

朝9:30から3時間も今年始めから変更なし。

僕はこういうところを変えるのは気持ち悪いので、、これで良いのだ。。とバカボンのパパのように思っております。

メンバーさんも少し馴れて来ましたかね。

今日のリハーサルは、ソロパートとテーマのリズムの揺れ、ルバートをどうするか?というところを徹底的におさらいしました。

よくなったと思います。

前回よりずっと自信をもってライブに臨めるでしょう。

ライブは7/8日、四ッ谷Doppoという箱です。こぎれいで聴きやすいライブハウスです。

よろしくお願いします♬

「ファイバーを鼻から入れる」---けしからん話(笑)

大体、鼻というのは空気を取り入れたり吐き出したりするものであり、また鼻水を出して鼻をかむというスタンスが自然というものなのである。

それをマイクロスコープだか、ファイバーだか、、正式名はどうでも良いのであるが、ああいうホースをですね、突っ込むというのはどう考えても自然ではないわけです。

結局、鼻から食道の方まで検査される羽目になった本日ではあるが、あれは胃カメラと一緒であります。

ウェ〜!!と来る。反射というやつ。

もうね、、二度とやりたくないと何時も通説に思うのです。

なら、不摂生をするな、ということなのです。

この左耳から顎、下手をすると首筋までの違和感全開で、今年ここまで来たわけです。

よく耐えて来たと思いますが、流石に「一体何だこりゃ?」と腹が立ちまして、紹介状を書いてもらって直近では大きな病院に行ったわけです。

雨の中、バスに乗って行きましたとも。

そして医師の見立ては、歯の交合不全による顎関節症ということになりました。

耳鼻咽喉科の領域での異変は全く無く、とてもキレイなのだそうです。それはまあ良かったのですが、違和感がなくなったわけではないのですねぇ。

少し先にCTも撮りますが、これはその顎周辺のチェックですが、顎関節症の具合はCTではなかなか判断が届かない場合も多いそうです。それだけ微妙で難しいと。

けっこうな自覚症状ですが、最近のストレッチ、睡眠、ウォーキングで楽にはなっております。それを伝えると「それは良いことをしたと思います。」と言ってくれました。

これは続けるとしましょう。

運動に勝る治療はなし!は嫁の口癖ですので、言うことを聞きましょうか。

ではまた、音楽に戻ります♬

あーぁ、、気が重いなぁ!

出勤途中に耳鼻咽喉科に寄って行きます。

左耳下から首筋の違和感がとれないので、紹介状を書いていただくのです。

直近の大きな病院で診てもらうと。

この3日間、帰宅途中でウォーキングと首のストレッチで大分良くなったものの、今年ずっとこの状態なので、徹底的に究明するぞっ、、と。

紹介状ってお金が若干かかるのですね。

先ほど嫁に聞いて、えっ?給料日前ってのに!!!

そちらの方がショックでした。

ネットで病気や自分の異変を調べると、かなりの情報が出て来ますが昨年の検査の経験上、病院に行かないと駄目なのです。

解決しない。

そして、病院で結果が出て、処置されて、、とあってスッキリしていくわけです。

僕は子供の頃、病弱で入院も2度あります。

病院って意外に身近に感じるのですね。

すぐに行く方です。

嫁なんて絶対行きませんから。成人病検診や一度もやってないと思います。

あれではいけませんよね。

今年の成人病検診もそろそろ予約しないといけません。

やれやれ、、忙しいことだなぁ。

ライブもあって、親の介護で帰省もして、耳鼻科行って、成人病検診かー!!!!

頑張って乗り切るか。

「得難い」という形容が、、

ぴったりだ。

誰のことか?

そりゃもう、ドラマーのSさんのことです。

こちらピアニストである前に作曲家なので、どういう演奏をしてほしいのか?ということが第一義的に来るわけです。

しかし、どういう演奏、、というのが分かっているようで実は朧げで理解出来ていない。

調度、英語がそこそこ喋れると思っていたところ海外旅行で惨敗したような感じだろうか?違うか(笑)

そして自分がどういったドラムの演奏を要求していたか、、は彼が演奏してくれたことで「あっっ、、それ、それが、、!!!」と気付いたわけです。

Sさんは2年前に対バンでご一緒してから、是非やってみたい演奏家でした。

しかし、自分の作品においてどのようにアプローチするのか、、ということは全く別問題であり、次元の違うことです。

実際、彼が現在演奏している内容は、ご自身がメインユニットと決めているバンドでパワー全開で向っている種とはかなり違うものです。

押したり引いたりの断層が際立っており、ロールひとつとってもその作品に則したクレッシェンドと、ダイナミクスは作曲側の意図通りというものです。

ザーッッッと来てドーン、、、何て壮大でカッコいいのだ!と感心しますね。それだけで世界を構築出来ている。クラシック、現代音楽の打楽器奏者でも即応出来そうです。

また、ゆっくりとした叙情的なところでは単純な刻みを回避して音の描くラインにキッチリ寄り添って来ます。

このアプローチは、音楽の理解と、広範なバックボーンがないと絶対に難しい。

ある意味では自分を捨てて、音楽に奉仕し尽くすという驚くほどの迷いの無さ。

タイプとしてはジャズドラマーなのでしょうけれど、勿体ない。

もっと大きなものを感じます。

調度、昔ご一緒した武石聡さんと、る*しろう菅沼道昭さんの中間に在るイメージですね。実際、間違えてない評だと思います。

そりゃもう、僕の理想に最大公約数的に近似値と(笑)

彼をがっかりさせないように、捨てられないように頑張りたいと思います♬

父の日にリポD!

父の日に、父親に何か贈ったことなど自慢じゃないが一度もない。

それがどうだ。

我が息子の素晴らしさ(笑)

貴重な小遣いから、リポDを2本「お疲れさま」と買って来ました。

日頃奮闘する父に感謝の気持ちを表すのが父の日だろうが、うちは逆。

受験の年で朝から晩まで間断なく勉強する息子こそが、ご苦労様なのである。

 

好きな音楽をやるのは良いけれど、何だか自分がだらしない気がして来る。

少しは見所のある父親になりたい。

バンドで人と徒党を組むのも良いだろう。

しかし、それだけで一端の音楽家と言えるのか?

独りでどれだけのことが出来るのか。

独りで出来る範囲を広げたらどうなのか。

利己主義と言われようとも、自分が上がって行かないことには結局誰からも疎まれだけでコレという結果につながって行かないだろうと思う。

 

2本の健康飲料を眺めながら、今迄にないタイプの気合いが入りました。

「雨の工場地帯」という作品

これはFBのノートに書いた記事の加筆・修正となります。

 

7月8日ライブで再び演奏します。この作品、実は「冬」なのですね。これは以前、写真家・藤田さん(バン ドの写真が素晴らしいです!)の四季折々の写真と僕の作品4曲とを一緒にしてCDとした「四季」の”冬”のことになります。しかし、この冬は実はもっと 遡って僕が30歳台後半で作曲した「雨の工場地帯」からテーマを持って来たものでした。ネタバレというわけですが、一応ライブ前にここで少し振っておこう かな?ということでして、、、。「雨の工場地帯」は、そろそろ雨から雪に変わって行くであろう11月時分、ピアノの稽古をサボり、釜石市中妻町にあるプラ モデル屋さんに向う、当時の風景を追ったものです。ピアノの稽古は釜石市の中心部に近い大町というところで、スポーツ用品店の倉庫に使っている3階の小部屋でS先生が教えておりました。S先生を"お師匠さん"として認めていなかった僕はレッスンをさぼったものです。何故に認めなかったのか?それは先生がお手本を聴かせてくれなかった(弾けなかったのだと思います。)からです。僕は(今でもそうですが)ピアノの稽古は先生の演奏を聴くのが最も手早く演奏を掴みとれるものだと信じております。S先生は僕が高校3年の時にご病気で亡くなられました。流石にその時はもう少し真面目にやるべきだったか!と後悔したものです。

さて、、細雨というのか霧雨というのか、傘を開くかどうか微妙なところ、その中バス代をケチり、トボトボと歩いて行きます。その途中に大きな橋があり、その下を大渡川がユルユルと流れております。橋の真中辺に近づくにつれて製鉄所の姿が立体的に見えて来ます。工場の姿を間近で見られる場所は意外に少ないのです。大体は高い塀で遮断されているので、市民が中を伺うことは出来ない。しかし、この橋付近は例外で、その巨大で圧倒的な構造物を眺めることが出来る。乱立 する大小様々な煙突から吐き出される白色、オレンジ色の煙、毒々しく緑色に光る作業所上部「安全」というイルミネーション。その遠くに夕暮れ暗く影を落とす山々の稜線がそのコントラストを完全なものに仕上げているようでした。数年後、上京して映画館で観た「ブレードランナー」の映像に出会った時、何と郷愁に誘われるのだろうと思いましたが、今になって色彩、空気感の共通点に気付かされます。当時、僕はその場所を通る時、何故なのか「この瞬間という時間の不思議」を感じておりましたが、未来を信じて疑わなかった青臭い自分が恥ずかしく眩しく思い出されます。さて、この作品をピアノトリオでやるわけですが、譜面の代わりにワープロ打ちしたガイドを用意し、(メンバーさんには)後は音源の音を聴いて判断していただく考えからスタートしました。今、メンバーさんから意見があがってきており、なかなかに手厳しいです。僕の音に対する考えはまだまだ甘いのでしょう。イメージ表現とカッコを付けるのならもっと様々な実験を繰り返さないといけないみたいです。失敗を恐れず、あの日、あの時の空気感を伝えたい。

例えそれが曲がったイメージとして伝わったとしても、聴き手さんにとって、面白い音楽、美しい音楽として共有出来たらと願うものです。そもそも歌のない「演奏音楽」はその伝わるイメージが聴く側によって大きく変容するところが醍醐味なわけですから。

もっと弾かないと駄目ですね。今日は時間があります。

深く、深く掘り下げたいと思います。